洗脳をした喫茶店のイケメン店員が実は警察官だったことを知ってしまった話
『っ、洗脳アプリですよ!今更しらばっくれないで下さい!そのアプリに降谷さんが、俺にエッチな事して来るように書いたから演技をしてたんでしょ!?でも、本当は俺が何か悪いことしてないか調べるためだったって俺知ってるんですからね!』
「洗脳アプリ?…君は何か悪いことでもしてるのか?」
『してないですし身に覚えもないですよ!だから怖くなって貴方から逃げたんです!』
「…なるほど。稜、そのアプリ見せてもらえるか」
急に何を言い出すんだこの人。白々しいにも程がある。でもイケメンの突き刺さる鋭い視線に反抗できるほど俺は強くないので反対側のポケットに携帯が入っていることを教えると降谷さんは即座にポケットを漁って携帯を掴むと慣れたように画面を操作していく。てか、なんで画面解除のパスワード知ってるんですか…。
「洗脳アプリってこのアプリのことか?」
『…はい』
「…これはどう言ったアプリなんだ」
『だから!降谷さんが入れたものでしょ!分かってるくせに聞いてくるなんて意地が悪いんじゃないですか!』
「…勘違いしてるみたいだから言っておくが、僕はこのアプリを入れたりなんてしていない」
『え、だって降谷さんの携帯で【例の男ですが特に怪しい所はありませんでした】って、それ俺の事なんでしょ…』
「そういうことか、君は本当に馬鹿だな。それは君の事じゃない、捜査をしている別の男のことだ」
『へ?じゃ、じゃあ俺何も疑われてないんですか?アプリも降谷さんがやったんじゃない?』
「あぁ、アプリのことは本当に知らない。…君のことは善良な一国民だと思っていたよ。ついさっきまでは」
ずいっと目の前にスマホの画面が寄せられた。近すぎて見えにくいが焦点を合わせて画面を見てればそこには俺の秘蔵画像、主に洗脳をかけて身体を重ねている時の降谷さんのハメ撮り写真や洗脳をかける前に盗撮をしていた写真が映し出されていてサーッと血の気が引いていくのを感じる。いつの間にか上体を倒して顔を近付けていた降谷さんが「盗撮は犯罪だって知っているか?」
と耳元で囁いて来た。これは、何も言い逃れは出来ない。
『ご、ごめんなさい』
「君に身体を許してしまっていたのはこのアプリのせいだと君は言ったが一体どういう意味だ?」
『う、…その、ポアロではじめて会った時から、…気になってて…いつの間にかインストールされていたアプリに洗脳したいことを書き込めって書いてあったから、その、出来心で…』
「それで、僕にいやらしい事をしてほしいと書き込んだと?」
『…はい』
事の全てを言わされて羞恥から顔に熱が帯びていくのを感じて咄嗟に顔を手で覆い隠した。こんな恥ずかしい思いをした上に逮捕されるなんて俺、可哀想なのではと思っていると腰に感じていた重みが消えた。しかし重みを感じなくなった途端に肩を捕まれそのまま引っ張られ体を仰向けされるとまたお腹の上にドシッと降谷さんが腰を下ろした。腕を組んで芸術品のように整っていて綺麗な顔で見下ろしている降谷さんにドキリとときめいてしまった。それが伝わってしまったのか降谷さんは小さく笑うと手を伸ばして俺の頬に触れてきた。
『降谷さん…?』
「洗脳アプリというのがどう言った原理で機能するのかはこれから調べてみるが、こんなものを使わずに直接口説きに来ればよかったのに」
『え、』
「気になっていたのは君だけじゃないって事だよ」
楽しそうに笑いながら俺の唇に指を押し当て柔らかさを確かめるようにふにふにと触ってくる降谷さんは急に真面目な顔をすると【盗撮についてバラされ逮捕されたくなければ、

